プレセナの30年ロードマップ

プレセナ30年ロードマップとは

「ライフワークとしてビジネススキルの体系化と普及に取り組む」こと標榜している当社においては、社員それぞれが今後10年、20年、30年とどのような仕事を行っていくかを現段階から真剣に考えています。単に拡大を目的とした数値的な目標を掲げるのではなく、社会に対してどのような存在でありたいか、どのように影響を与えていくかを考えた上で「なんとなく」社員の中で合意されているのがこのロードマップです。
「なんとなく」合意されているというのが私たちらしさです。プレセナは「決して無理をしない」会社ですから、ここに厳密な日付を入れて目標達成のために邁進するというやり方は取りません。我々にとっては日付は前もって入れるものではなく、時々の状況を見ながら進んだ上で「後から結果として入れる」ものだと考えています。だからといって、進むべき道が見えていなかったり、何年経っても同じ場所に留まっていたりするということではありません。ベンチャーは成長速度を自分で決めることが出来ます。「なんとなくこちらだ」と全員が理解した上で、お客様にとっても社員にとっても無理なく、サービス品質を落とさない範囲で拡大していくための指針。それが「30年ロードマップ」の位置付けです。

各事業の位置付け・3つの「いつかは」

プレセナには創業時から3つの「いつかは」があります。1つ目は「いつかはグローバル」。2つ目は「いつかはB to C」。そして3つ目は「いつかはアカデミック」。それぞれには思いが込められています。現在手掛けているビジネススキル研修事業や企画アウトソース事業なども含めて、私たちが今後どのような事業展開を考えているかご紹介します。

研修事業

現在のプレセナの屋台骨事業であり、今後も変わることはない事業です。企画アウトソース事業は、いわゆる教材開発や中期経営計画立案といった「企業の生の課題に触れるコンサルティング」のような仕事で、この仕事は「学ぶための仕事」だと位置付けています。ここで得られた知見を元に教材コンテンツを作成し、ビジネススキル研修事業として世の中に提供していくというのがビジネスコンセプトです。年間で数万人の受講者と接する「責任の大きな」事業であり、ここでリーディングカンパニーにおけるしっかりとした実績を積み重ねていくことがその後の事業展開に大きく影響していきます。

コンテンツ事業

しかしながら研修事業には大きな弱点があります。それは「人間が人間を教える」、労働集約的なビジネスであるという点です。私たちにとっても「講師がいないと売上が立たない」という悩みがある一方で、お客様からしても「高い交通宿泊費をかけて受講者を1箇所に集めないとサービスが受けられない」という悩みがあります。この悩みを解決し、時空を超えたサービスの提供を目指すのがアセスメントやウェブラーニングを展開する「コンテンツ事業」です。この事業では実績ある研修コンテンツを動画やウェブ診断などに落とし込み、日本中・世界中でプレセナの教育プログラムが受講出来るよう広めていく役割を担っており、2011年よりコンテンツ本部を設置してウェブラーニングの拡販に向けた取り組みを実施しています。IT化が益々進む世の中において、将来的には集合型のビジネススキル研修事業と並びプレセナを支える屋台骨事業として育成していきます。

B to C展開

コンテンツ事業の拡大につれて収益力が上がって来たら、3つの「いつかは」に取り組む時期の到来です。一般向けにもプレセナのサービスを展開したいと考えています。ご承知の通りB to C型の研修ビジネスはマーケティングコストがかかる割に1件あたりの単価が低いため非常に利益が出づらく、他社においても赤字となっていたりする事業です。プレセナでは現在、早稲田大学エクステンションセンターやアカデミーヒルズなどと共同で一般向けにサービスを展開しています。しかしながら「やる気のある個人」が集まる学びの場には素晴らしい価値があると考えており、いずれは自社の力で利益獲得を目的とせず純粋に「学びたい個人」を支援していきたいと考えています。

海外展開

グローバルというキーワードも近年避けて通れなくなってきています。プレセナは多くの企業でリーダー教育を手掛けていますが、その中でも「グローバルリーダー」「グローバルスキル」という言葉が盛んに聞かれるようになっており、今後の日本企業教育において「グローバル」は避けて通れないテーマです。しかし私たちは「グローバル」も利益があがる事業だとは考えておらず、社会的な必要性や私たち自身のビジネスパーソンとしての教養レベル向上のために取り組むべき事業であると考えています。2012年より国際室を設置してグリー株式会社の若手社員に対する英語教育の実施を手掛け始めた他、海外現地調査を実施したり、アイセックジャパンより海外インターン生を受け入れたりするなど、海外展開に向けた施策を実行しています。

アカデミック展開

アカデミックは最も遠いゴールです。高校や大学の講義の中に「問題解決」や「ロジカルシンキング」などが取り入れられる世界を創り出すというイメージです。プレセナが展開しているサービスを必要としているのは実は何もビジネスパーソンだけに限った話ではなく、普通に社会で生活する上でも必要だと私たちは考えています。大学受験のための問題解決、就職活動のための課題設定、学校生活をうまく進めるための組織マネジメントやリーダーシップなど、学生であっても知っていた方が良いスキルばかりです。しかしアカデミックは最も実績が必要とされ、それでいてお金にならない事業であると考えており、私たちが相当なる体力をつけてからでないと挑めない関門であると考えています。過去においても名古屋商科大学のMBAコースに講座を提供したり、京都大学の知的生産性マネジメントのゼミに講座を提供したりするなど「点」では幾つかの取り組みを行ってはいますが、いつか「面」でサービスが提供出来る日が来ることを目指して私たちは進んでいきます。