ベンチャー企業としての魅力

「私たちには自由がある」という喜び

設立してから数年が経ち、企業規模も大きくなって「ベンチャーらしさ」は随分と薄れては来ましたが、私たちはベンチャー企業らしさを大切にしています。なぜ組織を飛び出して自らの手で会社を立ちあげたのか、なぜ大企業を離れてこの小さな企業に転職してきたのか。その理由の1つは「ベンチャー企業には自由がある」ということです。

もちろんビジネスをしている以上はお客様がありますから、ここで言う「自由がある」とは、自分たちの都合で完全に自由に物事を進められるという意味ではありません。実際にはお客様の都合にあわせることが多く、自由がきかない局面があるのはビジネスの常です。しかし私たちが考える「自由」とはそのような短期的な「自由」ではなく、長い目で見て自分たちの未来は自分たちで決める、自分たちで切り開くことが出来るという点です。社員が中長期的に自ら自分たちの未来を切り開けないような会社は「ベンチャー」とは言わず、ただの設立間もない中小企業と言わざるを得ません。

私たちは、会社は社員のものであると考えており、終身雇用で全員経営を実践しようとしています。私たちは誰からの指示も受けず、自分たちがやりたいこと、やるべきだと思うことを実行出来ます。会社がどの程度の速度で成長すべきかを決めるのも自分たちです。売上拡大そのものは目的としていないため、成長速度が速すぎると感じた時には、躊躇無くブレーキを踏むこともあります。お客様にとって本当に価値があり、社員が本当に幸せになれる仕事を追求していく。このプレセナという組織の中で、卓越した仲間たちとともに人生を切り開いていく「自由」があるのです。

ビジネスを手作りする楽しさ

ベンチャー企業のもう1つの喜びとして、ビジネスの「手作り感」があるという点があげられます。元々は社会人経験が10年にも満たない若造が3人集まってマンションの1室から始まったこの会社が、今ではトヨタ自動車など日本を代表するような大手企業と取引を頂くまでになった成長の過程は、全て自分たちの努力の賜物であり「手作り」そのものです。

前例がない所へ新しいサービスを提供し自らビジネスを切り開いていく楽しさ、確立されたやり方が無い中で、常に新しいやり方を模索しながらビジネスを進める楽しさ、ベンチャー企業にはビジネスを「手作りする」楽しさがあります。

全ての結果がダイレクトに響く楽しさ

ベンチャー企業の喜びとして、最後にもう1つ挙げるとするならば、それは「全ての結果がダイレクトに響く楽しさ」ということでしょうか。私たちも今では随分と名前が浸透してきて、「プレセナです」と名乗って「誰ですか」と言われることは殆どなくなりましたが、それでも後発企業であるが故に「会社の看板」はまだまだ弱いものです。また社内には通常の企業に備わっているような、経営管理・人事・法務・情報システム・総務などの支援機能も全て具備されていますが、まだまだ発展途上の機能もあります。

会社の看板が弱い、または支援機能が弱いということは、言葉を返せば「何かあった時には、良くも悪くも全ての結果が個人を直撃する」ということになります。例えば良い例で言えば、素晴らしい研修プログラムを提供した際のお客様からの賞賛の声は、もちろん「プレセナ」という会社にも向けられますが、むしろ担当営業や担当講師「個々人」に向けられます。確立された会社で仕事をするよりも、遙かに「個人」の力量が大きいのです。

一方で悪い例と言いますか大変な例で言えば、とても難しい顧客要望があった場合にその要望を咀嚼して期待に応えるための研修教材を開発したり、講師登壇したりするのも、担当営業や担当開発、そして講師「個々人」の力が大きく影響します。現在のプレセナは「事業会社」としての色彩が濃くなっていますから、想定もしない「大変な仕事」が個々人を直撃するということはほぼゼロとなっています。しかし、顧客からのタフな要望に応え続けることで会社は成長しますから、「よし、大変だがやってみるか!」と腹を括って取り組む「大変な仕事」は、なかなか大変なものです。その代わり、成功した暁に得られる成長実感や顧客からの賞賛は、何事にも代え難い楽しさがあるのです。