データスキル/ファクトベース思考

研修の目的

ビジネスにおいて正しくデータを扱うことの重要性、及びその具体的な扱い方法を身につける。

講座の特徴

一口に「データ」や「情報」といっても、「主張の信頼性を高めるデータ」や「ビジネス上の示唆を得られるデータ」とそうでないデータが存在する。本講座では、ビジネスで特にデータや情報を扱う2つの局面、「意見の主張」と「問題の発見」を取り上げる。それぞれケーススタディを通して、データを扱う際に必ず知っておかなければならないポイントや留意点、更にデータからいかにビジネス上の示唆を読み取るか、という活用方法までを学ぶ。

タイムスケジュール

  • データスキル講座1日版
    9:00 データスキルの必要性
    9:30 データを用いて主張する

    インパクトのある要素

    強い情報

    わかりやすい出し方

    12:00
    昼食
    13:00 データから問題を発見する

    <ケース分析>

    データを揃える

    データを読み解く

    17:30 まとめ
  • ロジックとデータの関係

対象層

  • ビジネスで、情報やデータを扱う全ての方
  • ロジカルシンキング等の基礎的思考スキルを習得し、更に実践的なスキルを身につけるべき、中堅層の方

過去の導入実績企業

大手総合商社
希望者研修
大手SIer
希望者研修
大手製薬メーカー
選抜研修
大手メーカー系SIer
選抜者研修
大手電機メーカー コンサルティング事業部
希望者研修

他、多数

データスキル解説

データスキルと言えばよく「情報の集め方についての講座なのか」「統計解析などの分析の講座なのか」といった質問を頂くが、そうではない。当社のデータスキルは大きく2つの内容で構成される。1つは「データに基づき正しく主張する」という内容、もう1つは「データを読んで正しく考える」という内容だ。従って、別の名を「ファクトベース思考力」とも呼んでいる。

ロジカルシンキングが普及した現在、この「データスキル」の重要性は大きく高まっている。というのは、ロジック(論理)は数学で例えるならば「方程式」である。中に入れる数字、つまりデータ(情報)がいい加減だと、いくら方程式だけ立てても答えは出ないからだ。ロジックだけを強化した所で、裏付けとなるデータがいい加減ならば意味がないのである。

では、まず1つ目の「データに基づき正しく主張する」とはどういうことだろうか。例えば次のような場合を考えてみて頂きたい。「自社の売上は伸びている。競合にも差別化出来ている。顧客からの評価も高い。だから新規事業は順調だ」。良くある論理的主張の例であるが、ここで「自社の売上は伸びている、というのはいったいどういう情報に基づいて主張しているのか?本当に伸びていると言えるのか?」といった「情報」を突っ込んで深く考えるのが、データスキルである。

具体的には、例えば「伸びている」といっても、どの程度伸びているのだろうか。1%なのか、5%なのか、30%なのか。数字で示さなければ主張としては弱い。仮に前月比で+5%の伸びとした場合、これは本当に伸びていると言えるのだろうか。もし市場全体が年率200%で成長しているならば、前月比5%なら伸びているとは言えない。また、それがクリスマス商戦に関係がある事業であれば、11月から比べて12月が5%伸びていても伸びているとは言えない。前年同月比で見るべきだろう。このように、然るべき比較対象と比べながら、数字などの強い根拠を示して、説得性の高い主張を行うのが「データに基づき正しく主張する」という内容である。

次に2つ目の「データを読んで正しく考える」とはどういうことかを説明する。例えば、ある会社の売上高が、05年は100億円、06年は90億円、07年は50億円、08年は40億円だったとしよう。ここから何が読み取れるのか考えるとどうなるだろうか。

浅い読み方をすれば「売上が下がっている」となる。もう少し特徴を捉えて読めば「売上は年々低下しており、07年で大幅に下がった」となる。更に突っ込んで推測も含めて考えると「この会社では重大なクレームが出たのではないか」「市況が大幅に冷え込んだのではないか」など、この数字の裏側にある因果関係についても色々な考えが出てくる。この「裏まで読む」というのが、「データを読んで正しく考える」という内容だ。これは簡単な例であるが、実際の講座ではコンビニのPOSデータ、小売店の売り上げデータ、その他様々な実データを用いながらデータを整理し、加工し、その中から経営や事業に対してどのような示唆があるのか、意味合いを抽出する所まで演習を行う。

データを扱い主張し、考えるスキルはビジネスパーソン万人に必要な能力である。この講座は当社の独自性が非常に高く、他でのラインナップはまず見たことがない。ぜひ一度、受講していただきたい。